こころの健康
災害など大きいショックを受けると不安や心配になります。これらの多くは時間とともに回復します。自分の気持ちやストレスを溜め込まないことが重要です。ストレスを解消出来ることをしたり、他人に話したりしましょう。
心の健康を保つポイント
・出来るだけ休息や睡眠を取ること
睡眠は心だけでなく、身体の健康にもいいことです。きちんと寝るときには寝ることを心掛けましょう。
・コミュニケーションをとること
普段から避難者同士が声を掛け合うことがストレスの解消になり、”話すことが出来る人がいる”ことが心のケアになります。雰囲気作りに積極的に取り組んでみましょう。
・プライバシーを守ること
居住スペースは家と同じです。少しでもリラックス出来る環境を作るためにはプライバシーを守ることも重要となります。
要配慮者
避難者の中には要配慮者という、思いやりを必要としている人がいます。それぞれ配慮すべき点が微妙に異なってきます。それを踏まえた上でコミュニケーションを図れるとよりよい人間関係を築くことが出来ます。
要配慮者のあれこれ
・女性や妊婦
更衣や授乳等の不安を抱えています。妊娠中や産後のお母さんは健康面やプライバシーに配慮する必要があります。
・子ども
子どもは遊ぶことがストレスの発散になっています。遊ぶことの出来る空間や時間を確保して気分転換が出来るように配慮する必要があります。
・高齢者
不便があったとしても自分から言い出せないことがあります。コミュニケーションを図ることで孤立感や不安感を抱かないように配慮する必要があります。
・外国人
生活の文化の違いや、言葉に不安を抱えていることがあります。外国語を理解出来る人を介してきちんと情報を伝えるように配慮する必要があります。
その他の配慮
避難所と言う共同生活では配慮、思いやりが必要になります。おまけ要素としてその他に必要な配慮のあれこれを詰めました。
その他の留意点
・衛生を保つ
室内は土足厳禁として、布団を敷く場所、歩くための通路をそれぞれ確保しましょう。また、ゴミは捨てる場所を決めることでゴキブリやハエなどの害虫の発生を防止します。トイレも沢山の人が利用するため、避難所のルールを遵守しましょう。
・喫煙のルール
火災防止や受動喫煙防止のため、周囲の人に迷惑をかけない場所で吸うようにしましょう。喫煙所が設置されている場合は喫煙所で吸うようにしましょう。
・ペットのルール
避難者の中にはアレルギー持ちの人もいるかも知れません。避難所のルールに則った上で飼い主が責任を持って面倒を見ましょう。
・物資の配給
我先にと焦ることなく、きちんと順番を待ちましょう。場合によっては一人分を複数人で分けることもあります。列に並べない要配慮者への思いやりも大切です。