工夫のあれこれ
災害時のパニックもある程度落ち着いて、現状を把握出来るようになると、物が圧倒的に不足していることに気付きます。しかし、嘆くだけでは現状は変わりません。現在あるものを使って乗り切るしかありません。心にゆとりが出来始めたら試せることは何でも試してみましょう。
ここでは、3つのグッズを作ってみました。どこにでもありそうなもので代用出来るので、自分で作りながら驚いたりもしていました。総じてビニール袋は有能です。バリエーションがすごいです。
明かりを灯す
簡易ランタンを作ってみました。制作時間は3分程度。
材料は3つ
・懐中電灯
・ビニール袋
・輪ゴム
組み合わせるとこんな感じになりました。ライト部分に軽く膨らませたビニール袋をかぶせて輪ゴムで留めるだけです。完成です。
いざ、部屋を暗くして懐中電灯を点灯!
懐中電灯の光をダイレクトに照らすより、ビニール袋でワンクッション作ることで心無しか光がキツくない気がしました。
難点としては、自立しないことくらいでした。私は手元にあった筆箱に差し込みました。飲み口部分を切ったペットボトルに立てるのもいいかも知れないです。
暖を取る
足温器的なものを作ってみました。制作時間は5分程度。
材料は2つ
・新聞紙
・ビニール袋
(・輪ゴム←足元を留めたかった場合に必要)
新聞紙を丸めました。私はお試しに1枚を半分にして2つ丸めました。多分これは多い方がいいようです。
丸めた新聞紙を袋に入れます。完成です。
後は袋に足を入れるだけです。こんな感じで。完成してから気付いたんですが、これ袋小さすぎました。ゴミ袋みたいな大きい袋に沢山新聞紙丸めて腰の方まですっぽりと収まる感じで作るんだなと。とはいえ、新聞紙しか入っていませんが温かさは確かでした。
足を守る
足を防護する何かを作ってみました。制作時間は5分程度。
材料は2つ
・ビニール袋
・輪ゴム
本来は靴の上から袋をかぶせます。足首を輪ゴムで留めて取っ手部分を結びました。水害時には靴が濡れないことに努めるようです。因みに、長靴は水が入ると脱げやすくなったり、かえって動きにくくなるのであまり使い物にならないようです。
発展編として、このように硬そうなものを足の裏にさらに巻き付けると怪我のリスクを低くすることも出来ます。震災時では倒壊した家屋の瓦礫や釘を踏んで怪我をすることがよくあるようです。私はとりあえず輪ゴムで留めて歩きましたがだめでした。きつく巻いて足にきちんとフィットすることが大事なようです。そもそも硬そうなものといってノートを取り出したのが間違いだったようです。